GPSアートをやってみたいと思っても、最初につまずきやすいのがコース作成です。
地図上にハートや文字、干支、キャラクターのような形を描こうとしても、実際の道路に合わせると形が崩れます。反対に形を優先しすぎると、距離が長すぎたり、走りにくい道ばかりになったりします。
GPSアートは、ただ地図に線を引けば完成するものではありません。描きたい形、走る距離、道路のつながり、使用するランアプリまで考えて設計する必要があります。
この記事では、GPSアートのコースを作るときに知っておきたいポイントと、自分で作る場合・依頼する場合の違いを解説します。
GPSアートとはランニングや自転車の軌跡で絵を描く遊び
GPSアートとは、ランニングや自転車の移動ルートをGPSで記録し、地図上に絵や文字を描く楽しみ方です。
ランニングアート、お絵かきラン、GPSランなどと呼ばれることもあります。
例えば、クリスマス時期にツリーの形を走る、干支の形を描く、ハートやイニシャルを作る、といった楽しみ方があります。走った後にアプリで軌跡を見ると、地図上にイラストのような線が残ります。
通常のランニングと違い、記録だけでなく完成した形を楽しめるのが特徴です。SNSに投稿しやすく、イベントや記念日ランにも向いています。
GPSアートの難しさは形よりも「走れる道」にある
GPSアートで難しいのは、描きたい形を考えることではありません。実際に走れる道路へ落とし込むことです。
地図上ではきれいなハートを描けそうに見えても、道路がつながっていなければ走れません。川、線路、高速道路、私有地、大きな公園、山道などがあると、思った通りの線を引けないことがあります。
さらに、横断できない道路や歩道のない道が含まれると、安全面でも問題が出ます。見た目の完成度だけでなく、現実に走れるかどうかを確認する必要があります。
そのためGPSアートのコース作成では、絵の形と走行可能なルートの両方を見ながら調整することが大切です。
形を優先しすぎると距離が長くなりすぎる
GPSアートでよくある失敗は、形を優先しすぎて距離が伸びることです。
例えば、犬や干支のように細かい形を作ろうとすると、輪郭をなぞるために道路を何度も曲がる必要があります。その結果、想定では10km程度のつもりでも、完成すると20km、30kmを超えることがあります。
ランニングに慣れている人なら問題ない場合もありますが、初めてGPSアートをする人には負担が大きくなります。
大切なのは、自分の体力に合った距離で成立する形にすることです。完成度だけを追うより、最後まで楽しく走りきれるコースにする方が満足度は高くなります。
GPSアートは場所によって作りやすさが大きく変わる
GPSアートの作りやすさは、場所によって大きく変わります。
碁盤の目のように道路が整っている市街地は、比較的コースを作りやすい傾向があります。京都市のように道が格子状になっている地域は、文字やシンプルな図形を作りやすい場合があります。
一方で、山岳地帯、住宅が少ない地域、川や線路で分断されている地域は難しくなります。道が少ないと線の選択肢が限られ、描きたい形に近づけにくいからです。
同じハート型でも、場所によって作りやすさは変わります。希望の場所がある場合は、まずその地域の道路環境で実現できるか確認する必要があります。
ランアプリに合わせたデータ形式も確認しておきたい
GPSアートは、作ったコースを実際に走るためのデータ形式も重要です。
代表的なランアプリには、Garmin Connect、Runkeeper、RunGo、STRAVA、NRC、adidas Runningなどがあります。ただし、アプリによってルートの取り込み方法や対応データが異なります。
例えばGPXやKMLでルートを受け取っても、使っているアプリで読み込めなければ実際のランに活用しにくくなります。
そのため、コースを作る前に「どのアプリで走るのか」を決めておく必要があります。アプリ操作に慣れていない場合は、地図PDFや画像で確認しながら走る方法もあります。
自分でGPSアートのコースを作る場合に必要な作業
自分でGPSアートのコースを作る場合、まず描きたい形を決めます。
次に地図を見ながら、その形に近い道路を探します。道路がつながっているか、安全に通れるか、距離が長すぎないかを確認しながら、少しずつ線を調整します。
さらに、実際に使うランアプリへルートを取り込む作業も必要です。GPXやKMLなどの形式を扱う場合、慣れていない人には少し面倒に感じることがあります。
自作は自由度が高い反面、コース設計、距離調整、安全確認、データ作成まで自分で行う必要があります。初めての場合は、想像以上に時間がかかることがあります。
初心者はシンプルな形から始めた方が失敗しにくい
初めてGPSアートをするなら、複雑な絵よりシンプルな形がおすすめです。
例えば、ハート、星、数字、イニシャル、簡単な文字などは比較的作りやすいテーマです。干支や動物のように細かい形は、道路の制約を受けやすく、距離も伸びやすくなります。
また、最初から完璧な形を目指すより、走れる距離で「何に見えるか」が伝わる程度に整える方が現実的です。
SNS投稿やイベント用であれば、完成後の見た目も大切ですが、途中で迷わず走れることも同じくらい重要です。
イベントや記念日ランならコース設計を依頼する方法もある
ここまで読んで、「自分で作るのは難しそう」と感じた人もいると思います。その場合は、GPSアートのコース設計を依頼する方法があります。
例えばココナラには、「GPSアートのコース設計します」というサービスがあります。
希望の場所、距離、描きたい形、使用するランアプリを伝えることで、体力や目的に合わせたGPSアート用のルートを作成してもらえます。納品形式もGarminルート、Runkeeperルート、RunGoルート、GPX、KML、地図JPEG、PDFなどから相談できます。
干支ラン、クリスマスラン、ハロウィンRUN、ハート型、イニシャル、記念日ランなど、目的に合わせてコースを作りたい場合に向いています。
▼サービス詳細はこちら
GPSアートのコース設計します
依頼前に決めておきたい4つの情報
GPSアートのコースを依頼する場合は、事前に次の4つを整理しておくとスムーズです。
・走りたい場所
・希望距離
・描きたい形
・使用するランアプリ
例えば「京都市で20km以内、ハート型、STRAVAで走りたい」と伝えると、条件が明確になります。
逆に「かわいい形でお願いします」だけでは、場所や距離の制約が分からず、コース設計が難しくなります。走れる距離や使うアプリまで伝えることで、実際に使いやすいルートになりやすくなります。
まとめ
GPSアートは、ランニングや自転車の軌跡で絵や文字を描く楽しい取り組みです。ただし、実際にコースを作るには、地図上の形だけでなく、道路のつながり、距離、安全性、アプリでの使いやすさまで考える必要があります。
自分で作る場合は、まずシンプルな形から始めると失敗しにくくなります。イベントや記念日、SNS投稿用にきれいな形を作りたい場合は、コース設計を依頼するのも現実的です。
走りたい場所、希望距離、描きたい形、使用アプリを整理したうえで、自分に合ったGPSアートの楽しみ方を選んでみてください。
