ChatGPTなどの生成AIを使えば、チラシのたたき台を短時間で作れます。
一方で、完成した画像を見ると「文字がおかしい」「情報の優先順位が分かりにくい」「余白のバランスが悪い」「画面ではきれいだが、このまま印刷してよいのか分からない」といった問題が残ることがあります。
この段階で何度もAIに修正を指示するより、使える部分を残して人の手で仕上げた方が早いケースがあります。実際に、AIで作成したチラシをIllustratorなどで部分的に仕上げる方法も実践されています。 があり、「ゼロから作り直すのではなく、今のデザインを活かして整えたい」という場合は、修正作業だけをプロに依頼する方法があります。
ChatGPTで作ったチラシはどこを修正すればよい?
AI生成チラシで最初に確認したいのは、単純な見た目の良し悪しだけではありません。
主に次の5項目を確認します。
- 店名、日時、住所、価格などの文字が正しいか
- 見出しと本文の優先順位が分かるか
- 重要な情報が目立つ位置にあるか
- 文字サイズが小さすぎないか
- 印刷物として使用できるデータ形式になっているか
特に注意したいのが、文字情報です。
画像として見ると自然でも、細かく確認すると漢字が違う、数字が崩れている、電話番号の一部がおかしいといった問題が残ることがあります。印刷物は配布後の修正ができないため、商品名、価格、日時、住所、連絡先などは人の目で確認する必要があります。 せる方法と人が仕上げる方法の違い
AIチラシの修正方法は、大きく分けて3つあります。
| 修正方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| AIに再生成させる | デザイン全体を大きく変えたい | 良かった部分まで変化する場合がある |
| Canvaなどで自分で直す | 文字変更や簡単な配置調整 | 細かな組版や印刷用調整には知識が必要 |
| デザイナーに仕上げを依頼する | 元の案を活かして完成度を上げたい | 修正範囲と料金の確認が必要 |
色を少し変更したいだけなら、自分で直した方が早い場合があります。
反対に、
- 全体的に素人っぽく見える
- 何が原因で見づらいのか分からない
- 文字を直すとレイアウトが崩れる
- 印刷会社への入稿まで考えている
といった場合は、部分修正だけでは解決しにくくなります。
AIで作ったチラシの良い部分を残しながら、情報整理、文字配置、余白、配色などをまとめて調整する方が効率的です。
「全部作り直し」ではなく「今の案を活かしたい」人に向いている
AIでチラシを作った人の中には、デザイン自体が完全に気に入らないわけではなく、「方向性は好きだが、このまま配るには少し不安」という人もいます。
この場合、ゼロから新しいチラシを発注する必要はありません。
例えば、
- ChatGPTで好みの雰囲気まで作れた
- AIが生成した画像や構図は残したい
- 自分で考えた配色を活かしたい
- レイアウトだけプロらしく整えたい
- 印刷物として使える状態まで仕上げたい
という依頼なら、既存デザインの修正という選択肢が合います。
このサービスは、依頼者がAIで作成したチラシやリーフレットの画像を送付し、それをベースに手直ししてもらう形式です。
元の案を踏襲する修正サービスなので、「現在のデザインを捨てて別のものにしたい人」よりも、「AIで作った案を完成形に近づけたい人」に向いています。
チラシ修正を依頼する前に準備するもの
依頼前に、最低限の確認をしておくと修正が進みやすくなります。
1.AIで作った元画像
まずは修正元になるチラシ画像を用意します。
JPEGやPNGなどで保存しておき、どのデータを最終案として修正したいのか分かるようにしておきます。
AIで何種類も作成している場合は、候補を大量に送るのではなく、基本となる1案を決めておく方が要望を伝えやすくなります。
2.絶対に変更してはいけない情報
次のような情報は、別途テキストでも整理しておくと安全です。
- 会社名、店舗名
- 商品名、サービス名
- 開催日時
- 営業時間
- 住所
- 電話番号
- URL
- 価格
- 注意事項
画像の中に正しい文字が表示されているように見えても、重要情報は元のテキストと照合した方が確実です。
3.残したい部分と直したい部分
「いい感じにしてください」だけでは、残したい部分まで変わる可能性があります。
例えば、
- 背景の雰囲気は残したい
- メイン画像は変更してもよい
- 青系の配色は維持したい
- タイトルをもっと目立たせたい
- 情報量は減らしたくない
という形で、維持したい要素と変更可能な要素を分けて伝えると認識のズレを減らせます。
AIチラシの修正を依頼するときの費用は?
今回紹介しているサービスでは、サイズと片面・両面によって料金が設定されています。
| 種類 | 料金 |
|---|---|
| A4・片面 | 5,000円 |
| A4・両面 | 10,000円 |
| B4・片面 | 7,000円 |
| B4・両面 | 14,000円 |
| A4三つ折り・両面 | 10,000円 |
| B4三つ折り・両面 | 14,000円 |
| A3二つ折り・両面 | 20,000円 |
修正は2回まで無料とされており、納品形式はaiデータ、PDF、JPG、PNGのいずれかです。
ただし、WordやPowerPointなどのOffice形式での納品には対応していません。また、元の案を活かした「手直し」が前提なので、大幅なデザイン変更や新しいレイアウトへの作り直しを希望する場合は、事前相談が必要です。
自分で直せるチラシとプロに任せた方がよいチラシ
すべてのAIチラシを外注する必要はありません。
文字を1か所変更する、写真を1枚差し替える、背景色を少し変える程度なら、自分で編集できるツールを使った方が早い場合があります。
一方、次の状態ならプロへの修正依頼を検討する価値があります。
- 全体のバランスが悪いが原因を特定できない
- 情報が多く、どこを目立たせるべきか分からない
- AIへの修正指示を繰り返しても改善しない
- 文字の崩れを正確に直したい
- 印刷会社へ渡せるデータが必要
- 自分で修正する時間を減らしたい
判断基準は、「自分でできるか」だけではありません。
2時間、3時間と修正を繰り返しているなら、その時間を本業やイベント準備に使い、チラシの仕上げだけを外に出す方が効率的な場合もあります。
AIで作ったチラシは「たたき台」で終わらせなくてよい
ChatGPTなどで作ったチラシに違和感があっても、すぐに捨てて最初から作り直す必要はありません。
構図、色、画像など気に入っている要素があるなら、それを残して仕上げる方法があります。
まずは、
- 文字情報の正確性
- 情報の優先順位
- 文字サイズ
- 余白と配置
- 印刷用データの状態
を確認してください。
自分で直せる範囲なら編集ツールで修正し、全体のバランス調整や印刷を前提とした仕上げが必要なら、デザイナーへの修正依頼を検討する流れが現実的です。
AIで作った案を捨てずに活かしたい場合は、現在のデザインをベースにどこまで修正できるか、サービス内容と注意事項を確認した上で相談してみてください。

