ISUM申請代行を申し込むとき、「データ納品」と「シール納品」のどちらにするか選ぶことがあります。
どちらも、ISUMを通して楽曲の権利処理を行ったことを示すためのものです。違うのは主に受け取り方と、式場へどう提示するかです。ISUM公式でも、正規許諾証明はデータをダウンロードして印刷する方法と、シール版を使う方法の両方が案内されています。
先に式場へ「何を提出すればよいか」を聞いておけば、申請後に形式を選び直す手間を減らせます。
データ納品とシール納品の違い
大まかには次のように考えられます。
| 項目 | データ納品 | シール納品 |
|---|---|---|
| 受け取り方 | PDFなどのデータ | 郵送 |
| 到着待ち | ほぼ不要 | 配送日数が必要 |
| 自分で行う作業 | 印刷など | 指定場所へ貼る |
| 式場への提出 | データ送信または印刷 | シール付きのケースなど |
| 向いている場面 | 提出期限が近い | 式場からシール指定がある |
ただし、式場ごとに提出方法は違います。
「データのほうが早いからこちらでよい」と自分だけで決めず、式場の担当者へ確認してから選ぶのが確実です。
データ納品とは
データ納品では、申請後に正規許諾証明のデータを受け取ります。
ISUM公式では、正規許諾証明シールについて、データをダウンロード・印刷して利用できると案内しています。
申請代行サービスでは、PDFで受け取ったデータを、
- 式場へメールなどで送る
- 自分で印刷して提出する
- DVDケースなどへ印刷物を付ける
といった形で使用する例があります。
郵送を待たなくてよいため、提出期限が近い場合にも選びやすい方法です。
シール納品とは
シール納品では、正規許諾証明のシールを郵送で受け取ります。
ISUM公式では、このシールを、ISUMを通して著作権・著作隣接権の処理を行った証明として発行しています。
届いたシールは、式場から指定された方法に従って使用します。
一般的にはDVDやケースと一緒に提出しますが、貼る場所まで自己判断しないほうが安全です。
代行サービスによってはDVDケースへの貼付を案内している例もあります。
どちらを選ぶかは式場へ聞く
最初に式場へ聞く内容はシンプルです。
「自作した結婚式ムービーでISUM申請をします。許諾証明はデータ提出でよいですか。それともシールが必要ですか」
これで十分です。
あわせて、
- PDFをメールで送ればよいか
- 印刷した紙が必要か
- シールが必要か
- DVDケースへ貼る必要があるか
- ムービー提出時に一緒に出すのか
まで聞いておくと、申請後に迷いません。
実際の申請代行サービスでも、式場によってシール指定があるため、担当者へ事前確認するよう案内されています。
急いでいるなら提出期限から考える
挙式直前の場合は、挙式日ではなく式場への提出日を基準にします。
たとえば挙式が20日でも、ムービー提出が10日なら、10日に間に合う必要があります。
シールは郵送なので、
- 申請処理
- 発送
- 配送
- 自宅での受け取り
- 式場への提出
までの日数を見ます。
一方、データ納品なら郵便物の到着を待たずに進められる場合があります。
実際にデータ納品を当日から翌日、シール納品を郵送として分けているサービスがあります。
シールを選ぶ前に郵送先を決める
シール納品を選ぶ場合は、どこへ送ってもらうかも決めます。
候補は、
- 新郎新婦の自宅
- 実家
- 結婚式場
- その他の受け取り先
などです。
式場へ直接送ってもよいかは、勝手に決めず担当者へ確認します。
担当部署や担当者名が必要なこともあるためです。
自宅で受け取る場合も、式場への提出日から逆算して余裕を取ります。
データ納品なら印刷方法を確認する
データを受け取ったあとに迷いやすいのが、「このPDFをどうすればよいのか」という点です。
式場によっては、
- PDFデータをそのまま送る
- 自宅で印刷して持参する
- DVDケースと一緒に提出する
などの方法があります。
申請代行サービスでも、データを印刷し、式場の指示に沿って提示する方法が案内されています。
提出方法を聞くときは、「データでよいですか」だけでなく、「PDFのままでよいですか。印刷が必要ですか」と聞くと分かりやすくなります。
DVDに直接貼るかどうかは確認する
シールを受け取ったからといって、どこへ貼ってもよいわけではありません。
代行サービスの案内には、故障を避けるためディスク盤面へ直接貼らず、ケースへ貼るよう案内している例もあります。
そのため、
- DVDケース
- ケース内の台紙
- 別紙
- その他の指定場所
のどこへ付けるのかを確認します。
DVDを自作している場合は特に、申請とディスク作成を別々に考えず、最終的な式場提出物まで決めておくとスムーズです。
データ納品が向いているケース
次のような場合は、データ納品を選びやすくなります。
- 式場がPDF提出を認めている
- 挙式や提出期限が近い
- 郵送を待ちたくない
- 自分で印刷できる
- DVDではなく動画データで提出する
ただし、式場からシール指定が出ているなら、その指示を優先します。
シール納品が向いているケース
シールを選ぶ理由として最も分かりやすいのは、式場から指定されている場合です。
ほかにも、
- DVDで提出する
- 式場がシール付きでの提出を案内している
- 郵送を待つ時間がある
- 印刷方法を自分で判断したくない
といったケースがあります。
データとシールのどちらが上位というわけではありません。
最終的に式場が受け取れる形になっていることが大切です。
申請前に聞いておく3つのこと
式場には、最低でも次の3点を聞いておくと迷いにくくなります。
- ISUMの許諾証明はデータでよいか
- シールが必要か
- いつまでに提出するか
さらにDVDを持ち込む場合は、
- ケースへ貼るのか
- 印刷した証明を添えるのか
- 当日持参でもよいのか
- 事前提出が必要か
まで確認します。
申請方法より先に「式場が何を求めているか」を把握するのがポイントです。
ISUM申請を依頼する前に整理する情報
申請を頼む段階では、納品形式以外の情報もまとめておきます。
- 挙式日
- 式場の正式名称
- ムービーの種類
- 使用曲
- アーティスト名
- 使用する音源
- 静止画だけか動画も入っているか
- 歌詞表示の有無
- データ納品かシール納品か
- 式場への提出期限
分からない項目を申請代行側へ丸投げするより、式場にしか分からない条件だけは先に聞いておくほうが早く進みます。
まとめ
ISUMのデータ納品とシール納品は、どちらも適切に権利処理を行ったことを示すために使われます。
大きな違いは、データで受け取って自分で印刷・提出するか、シールを郵送で受け取るかです。ISUM公式でも、データを印刷する方法とシール版の両方が用意されています。
どちらにするか迷ったら、先に式場へ「データでよいか、シールが必要か」を聞きます。
申請代行を選ぶ前に提出形式と締切を把握しておけば、許諾証明を受け取ったあとにやり直す手間を減らせます。

