App StoreとGoogle Playのスクリーンショットは使い回せる?リサイズを外注する前の準備

デザイン系の依頼

App Store用に作ったスクリーンショットを、Google Playにもそのまま掲載したいと考えることがあります。

元のアプリ画面や訴求内容は共通でも、画像を単純に拡大・縮小するだけでは、文字が小さくなったり、端末枠が不自然に切れたりします。縦横比を合わせるために余白を削ると、伝えたい部分まで見えなくなることもあります。

両ストア用の画像を効率よく用意するには、最初からリサイズを想定してレイアウトを作ることが重要です。自社での調整が難しい場合は、元画像、掲載文言、必要サイズをまとめて外注できます。

アプリストアのスクリーンショット制作します

 

App Store用とGoogle Play用の画像は完全に同じではない

アプリの機能説明は共通でも、提出する画像の仕様や表示される環境は同じではありません。

AppleはApp Store Connectで、端末のディスプレイサイズごとにスクリーンショットの仕様を定めています。Google Playにも画像形式、解像度、ファイルサイズなどの条件があります。

そのため、1つの完成画像をすべてのサイズへ機械的に変換するより、次の要素を調整した方が仕上がりは安定します。

  • 画面全体に対する端末画像の大きさ
  • 見出しや説明文の文字サイズ
  • 上下左右の余白
  • 背景画像の切り取り位置
  • 複数枚を並べたときの連続性
  • 縦向きと横向きの構図
  • iOS用とAndroid用の端末枠

元のデザインを維持しながら、掲載先に合わせて各要素を配置し直す作業がリサイズです。

単純な拡大・縮小で起きる失敗

画像編集ソフトで寸法だけを変更すれば、指定されたピクセル数には合わせられます。

しかし、サイズ条件を満たすことと、見やすいストア画像になることは別です。

見出しが小さくなる

縦長画像を全体ごと縮小すると、アプリの特徴を説明する文字も小さくなります。

ストア画面では複数の画像が縮小表示されるため、元データでは読めても、実際の掲載画面では読めないことがあります。

端末枠が切れる

異なる縦横比へ合わせるために画像をトリミングすると、スマートフォンの上部や下部が切れることがあります。

端末枠の一部だけが残ると、意図的なレイアウトではなく、加工ミスのように見えます。

余白のバランスが崩れる

左右に余白がある画像を横幅いっぱいまで拡大すると、文字や端末画像が端へ寄りすぎます。

反対に、縦横比を守るために余白を追加すると、中央の情報が必要以上に小さくなる場合があります。

スクリーンショットごとの統一感がなくなる

画像を1枚ずつ個別に加工すると、端末の大きさや見出しの位置がそろわなくなります。

5枚を連続して見たときに上下位置がずれていると、シリーズとしてのまとまりが弱くなります。

同じデザインを使える部分と作り直す部分

両ストアで完全に別のデザインを作る必要はありません。

共通化する要素と、掲載先に合わせて調整する要素を分けると、制作費と作業時間を抑えられます。

要素 共通化しやすい 個別調整が必要になりやすい
背景色・ブランドカラー
訴求する機能
掲載する文章 文字量に応じて調整
アプリ画面 OSで画面が異なる場合は差し替え
端末枠 iOS・Androidに合わせて変更
文字サイズ 出力サイズに合わせて変更
余白 縦横比に合わせて変更
画像の切り取り 背景や写真ごとに調整
縦向き・横向き 基本的に再レイアウト

共通のデザインテンプレートを作り、端末画像、余白、文字サイズだけを調整する方法が現実的です。

将来、掲載文言やアプリ画面を差し替える予定がある場合は、元データの納品も検討します。

外注前に必要なサイズを整理する

「App StoreとGoogle Play用にお願いします」と伝えるだけでは、必要な画像数を判断できません。

対象端末や掲載方向によって、作業範囲が変わるからです。

見積もり相談前に、次の項目をまとめます。

  • 掲載するストア
  • iPhone、iPad、Androidスマートフォンなどの対象端末
  • 縦向きか横向きか
  • 各ストアで必要な画像枚数
  • すでに完成しているサイズ
  • リサイズが必要なサイズ
  • 端末枠を付けるか
  • 元データが必要か

必要サイズが分からない場合は、現在用意できている画像と掲載予定の端末を伝えて相談します。

制作後に対象端末を追加すると、単純な書き出しでは対応できず、再レイアウトが必要になることがあります。

ストア画像は何枚用意する?

枚数は、アプリの主要機能を短時間で説明できる範囲で決めます。

同じ内容を言い換えた画像を増やすより、1枚ごとに役割を分けた方が分かりやすくなります。

5枚構成なら、次のように整理できます。

  1. アプリの主な価値
  2. 最も利用してほしい機能
  3. 他のアプリとの違い
  4. 利用方法や便利な機能
  5. 利用後に得られる結果

たとえば家計簿アプリなら、次の構成が考えられます。

  • 1枚目:毎日の支出を簡単に記録
  • 2枚目:カテゴリ別に自動集計
  • 3枚目:月ごとの変化をグラフで確認
  • 4枚目:予算超過を通知
  • 5枚目:複数端末でデータを共有

機能名だけを並べず、「利用者にとって何が便利なのか」を短い文章にします。

1枚目にすべての機能を詰め込まない

最初の画像に多数の機能を入れると、何のアプリか分かりにくくなります。

1枚目は、細かな機能説明よりも、アプリの主な用途を伝える役割に絞ります。

悪い例は次のような文章です。

  • 記録、検索、共有、通知、分析、バックアップに対応
  • 多機能で便利なアプリ
  • さまざまな場面で活躍

これでは、利用者が何を解決できるのか分かりません。

次のように、対象と結果を入れると伝わりやすくなります。

  • レシートを撮るだけで毎月の支出を整理
  • 空き時間を選ぶだけで美容室の予約が完了
  • 好みを登録して毎日の献立候補を自動表示

説明文を自社で作れない場合は、文言提案に対応する制作サービスを選ぶ方法もあります。

自作と外注はどちらが向いている?

テンプレートや画像編集ツールを使えば、ストア画像を自作できます。

ただし、必要な枚数、デザインの複雑さ、両OSへの展開によって向き不向きがあります。

方法 向いているケース 注意点
自作 デザインが単純で、必要サイズを把握している サイズ変更や文字調整を自分で行う
テンプレート 短時間で一定の見た目に整えたい 他アプリと似た構成になりやすい
自動生成ツール 端末枠付き画像をすぐ作りたい 細かな余白や文字位置を調整しにくい
デザイナーへ外注 複数枚、複数OS、独自デザインが必要 素材と文言の準備が必要
文言込みで外注 訴求内容から整理してほしい 対応範囲と追加料金を確認する

元画像へ端末枠を付けるだけなら、自動生成ツールでも対応できます。

アプリの特徴を整理し、複数枚を統一されたデザインにしたい場合は、デザイナーへの外注が向いています。

見積もり時に送る素材

外注するときは、アプリ画面だけでなく、デザインの判断に必要な情報も送ります。

  • アプリ名
  • アプリの概要
  • 想定している利用者
  • 掲載するストア
  • 対応端末
  • 必要な画像枚数
  • アプリ画面の元画像
  • 各画像へ入れたい文言
  • ロゴやキャラクター素材
  • ブランドカラー
  • 参考にしたいデザイン
  • 希望納期
  • 元データ納品の要否
  • 実績掲載の可否

アプリ画面は、通知、個人名、メールアドレスなどが表示されていない状態で用意します。

表示用のテストデータを入れる場合も、実在する個人情報を使わないようにします。

文言を先に決める理由

ストア画像のレイアウトは、文章の長さによって変わります。

デザイン完成後に見出しを長くすると、文字が小さくなったり、端末画像を縮小したりする必要が出ます。

文言は、着手前に次の基準で整理します。

  • 1枚につき主な訴求は1つ
  • 見出しは短くする
  • 専門用語を避ける
  • アプリ内にない機能を書かない
  • 同じ表現を繰り返さない
  • 画面の内容と説明を一致させる

Google Playは、ストア掲載情報やスクリーンショットが実際のアプリ機能を正確に反映するよう求めています。存在しない機能や再現できない画面を掲載すると、誤解を招く表示と判断される可能性があります。

宣伝文句を強くすることより、画像と実際の機能を一致させることを優先します。

アプリストアのスクリーンショット制作します

 

今回のサービスで依頼できる内容

今回紹介しているサービスでは、App StoreとGoogle Play向けのスクリーンショット制作を相談できます。

掲載内容では、主に次の条件が案内されています。

  • 縦向き・横向きの両方に対応
  • 各ストアのサイズに合わせて制作
  • PNG形式で納品
  • 基本の納品物は5枚
  • 無料修正3回
  • 素材受領後、7~10日程度が目安
  • 女性向け、ゲーム、ポップ、高級感など複数テイストに対応

追加オプションには、次の内容があります。

オプション 掲載料金
スクリーンショット1枚追加 3,000円
スクリーンショット2枚追加 5,000円
リサイズ1枚 1,500円
文言を含む完全おまかせ 5,000円
Illustrator元データ納品 5,000円
実績掲載不可 5,000円

料金や納期は依頼内容によって変わる可能性があるため、必要枚数とリサイズ数を整理して見積もりを依頼します。

特に、iOS用5枚とAndroid用5枚が必要な場合は、新規制作が5枚、リサイズが5枚なのか、それぞれ別デザインとして制作するのかを確認してください。

リサイズを依頼するときの伝え方

見積もり相談では、次のように送ると作業範囲が明確になります。

  • App Store用の縦画像5枚を新規制作したい
  • 同じデザインをGoogle Play用にもリサイズしたい
  • iOSとAndroidでアプリ画面が一部異なる
  • 端末枠は各OSに合うものへ変更したい
  • 見出し文はこちらで用意する
  • ロゴとアプリ画面は支給できる
  • 納品形式はPNGを希望する
  • 今後文言を変更するため元データも必要

「両OS用」とだけ書くより、新規デザインの枚数とリサイズの枚数を分けて伝えることが重要です。

納品後に確認する項目

画像を受け取ったら、見た目だけでなく実際の掲載条件も確認します。

  • 指定したサイズになっているか
  • ファイル形式が正しいか
  • 文字が小さすぎないか
  • 端末枠や重要な画面が切れていないか
  • iOSとAndroidの画面を取り違えていないか
  • 文言に誤字がないか
  • 画像の順番が決まっているか
  • 実際のアプリにない機能が書かれていないか

ストアへアップロードした状態での見え方も確認します。

元画像をパソコンの大きな画面で見るだけでは、スマートフォン上での文字サイズや情報量を判断しにくいためです。

まとめ

App Store用とGoogle Play用のスクリーンショットは、訴求内容や基本デザインを共通化できます。

ただし、完成画像をそのまま拡大・縮小するだけでは、文字、余白、端末枠、背景の構図が崩れる場合があります。

外注前には、次の内容を整理してください。

  • 掲載するストア
  • 対象端末
  • 縦向き・横向き
  • 新規制作する枚数
  • リサイズする枚数
  • 各画像の文言
  • 支給できるアプリ画面
  • 元データの要否

アプリストアのスクリーンショット制作します

 

現在用意できている画像と掲載予定のストアを伝え、どのサイズを新規制作し、どのサイズをリサイズするか見積もりで確認してください。

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