自店のロゴをラテの表面に入れたいものの、スタッフ全員が高度なラテアート技術を習得するのは現実的ではありません。
そこで使いやすいのが、店舗ロゴの形に合わせて作るオリジナルのラテアートステンシルです。ステンシルをカップの上に置き、ココアや抹茶などのパウダーを振りかければ、複数のスタッフが同じデザインを再現しやすくなります。
ただし、紙やWebで見栄えのよいロゴが、そのままステンシルに向いているとは限りません。線の細さや文字の間隔によっては、粉を振ったときに模様がつぶれることがあります。
カフェロゴをラテに入れるならステンシルが使いやすい
カフェロゴ入りのラテを安定して提供したい場合、ステンシルは導入しやすい方法です。
フリーポアで店名や複雑なロゴを描くには、相応の練習と技術が必要です。担当者によって仕上がりに差が出るため、混雑時の通常メニューとして運用するのも簡単ではありません。
ステンシルには、次の利点があります。
- ロゴの位置や大きさをそろえやすい
- スタッフごとの仕上がりの差を抑えやすい
- 通常のラテアートでは難しい文字を入れられる
- ココア、抹茶、粉糖などに応用できる
- 写真撮影用のメニューを短時間で用意できる
特に、店名やブランドロゴを毎回同じ形で見せたい店舗と相性がよい方法です。
既製品・自作・オーダーメイドは何が違う?
ラテアート用のステンシルには、既製品を購入する方法、自分で作る方法、オーダーメイドで製作してもらう方法があります。
| 方法 | メリット | デメリット | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| 既製品 | 安く、すぐに使える | 店名や独自ロゴは入れられない | 季節柄、動物、ハート |
| 紙やクリアファイルで自作 | 試作費用を抑えられる | 細かく切るのが難しく、耐久性も低い | 一度だけ使う簡単な文字 |
| オーダーメイド | 店舗ロゴに合わせて作れる | 制作期間と費用が必要 | 常設メニュー、店舗PR、贈り物 |
店名やロゴを使わない場合は既製品でも十分です。
一方、店舗の認知や写真映えを目的とするなら、オーダーメイドのほうが目的に合います。自店だけの模様になるため、ラテそのものを小さな販促物として使えるからです。
ステンシルに向いているロゴの条件
ロゴをきれいに再現するには、見た目の細かさよりも、粉を落としたときに形が残るかを優先します。
細すぎる線を減らす
極端に細い線は、切り抜き部分が破損しやすく、パウダーを振ったときにも形が見えにくくなります。
細い筆記体や繊細な装飾がある場合は、少し太く調整した簡略版を作る方法があります。
小さな文字を詰め込みすぎない
カップの表面に使える面積には限りがあります。
長い店名やキャッチコピーをすべて入れると、一文字ずつが小さくなり、粉がにじんだように見える原因になります。
長い店名の場合は、次のような短縮案も検討します。
- 店名の頭文字だけにする
- シンボルマークだけを使う
- 店名とマークを別のステンシルに分ける
- 英字のサブロゴを作る
内側が抜け落ちる文字に注意する
「A」「O」「P」「B」などには、文字の内側に独立した部分があります。そのまま切り抜くと、内側のパーツがステンシルから外れてしまいます。
このような文字は、内側と外側を細い線でつなぐ加工が必要です。元のロゴと完全に同じ形にこだわるより、ステンシルとして成立する形へ調整したほうが、実際のラテではきれいに見えます。
使用するカップの直径に合わせる
ステンシルのサイズだけを決めるのではなく、実際に使うカップの飲み口も測っておきます。
カップより大きすぎると位置を合わせにくく、小さすぎるとロゴの存在感が弱くなります。複数のカップを使っている店舗は、最も使用頻度の高いサイズを基準にすると運用しやすくなります。
ラテ以外にも使える
オリジナルステンシルは、カフェラテだけに用途を限定する必要はありません。
パウダーを使えるメニューであれば、同じ店舗ロゴを横展開できます。
- カプチーノ
- ココア
- 抹茶ラテ
- ティラミス
- ガトーショコラ
- チーズケーキ
- パンケーキ
- クッキー
- デザートプレート
ラテではココアパウダー、白いケーキでは抹茶やココア、濃い色の焼き菓子では粉糖など、土台と反対の色を選ぶと模様が見えやすくなります。
一枚のステンシルをドリンクとデザートの両方に使えば、メニュー全体に統一感を出せます。
店舗営業以外にも活用できる場面
カフェロゴ入りのステンシルは、毎日の営業だけでなく、期間限定の企画にも使えます。
開店・周年イベント
開店日や周年記念に合わせて、店名や周年数を入れた限定ドリンクを提供できます。
通常メニューを大きく変更せず、仕上げのパウダーだけで特別感を加えられるのが利点です。
新商品の撮影
新作ドリンクやデザートの中央に店舗ロゴを入れると、SNSに転載された写真でも店名が分かりやすくなります。
写真の端にロゴ入りカードを置く方法と違い、商品そのものにロゴが入るため、トリミングされても店舗の要素が残りやすくなります。
貸切イベントや企業案件
イベント名、企業ロゴ、イニシャルなどのステンシルを用意すれば、通常のドリンクをイベント限定仕様に変更できます。
結婚式、展示会、ポップアップイベント、企業の記念行事などにも応用できます。
カフェの開店祝い
カフェを開業する人への贈り物として、店舗ロゴ入りのステンシルを制作する方法もあります。
一般的な開店祝いとは異なり、実際の営業で使える点が特徴です。ただし、贈る前に店舗ロゴの使用許可やカップサイズを確認しておく必要があります。
オーダー前に準備するもの
相談をスムーズに進めるため、次の情報をまとめておきます。
- 切り抜きたいロゴや文字
- 使用予定のカップの飲み口サイズ
- 希望するステンシルの外径
- ラテ、ケーキなどの主な用途
- 絶対に残したいロゴの要素
- 使用開始を希望する日
- 納品先の地域
ロゴデータがない場合は、看板、ショップカード、手描きのイメージなど、参考になる画像を用意します。
元データが用意できないことだけを理由に諦める必要はありません。対象サービスでは、データがない場合も希望イメージを伝えて相談できます。
オーダーメイドで確認したいポイント
依頼先を選ぶ際は、価格だけでなく、制作前の確認方法も見ておきます。
完成イメージを事前確認できるか
ステンシルは、制作後に文字のつなぎ方や太さを変更すると作り直しになることがあります。
制作開始前に完成イメージを確認できれば、想定していたロゴとの違いを早い段階で修正できます。
デザイン変更に対応しているか
元のロゴが細かすぎる場合、ステンシル用の調整が必要です。
単純にデータを切り抜くだけでなく、線の太さや文字のつなぎ方について相談できる依頼先が適しています。
実際の納期を確認する
オーダーメイド品は、相談、デザイン確認、制作、配送という工程があります。
使用予定日が決まっている場合は、イベント直前ではなく、修正や配送の遅れも考えて早めに相談します。
このサービスの主な特徴
今回紹介するサービスでは、文字やロゴを使ったアクリル製のラテアートステンシルをオーダーできます。
主な内容は次のとおりです。
- 希望する文字やロゴに対応
- 直径9cm以内で希望サイズを指定可能
- 外径9〜11cmは有料オプションで対応
- ラテアートとシュガーステンシルの両方に利用可能
- 完成イメージを確認してから制作開始
- ラフ提案数と無料修正回数は無制限
- 商用利用と著作権譲渡に対応
- ロゴデータがなくてもイメージから相談可能
価格は掲載時点で3,000円です。オーダー内容やサイズによって条件が変わる可能性があるため、購入前に見積もり相談を行います。
注文から完成までの流れ
注文時の流れは複雑ではありません。
- 使用したいロゴや文字を用意する
- カップサイズと希望外径を伝える
- 用途や納期を伝えて見積もりを相談する
- 提示された内容を確認して購入する
- 制作前の完成イメージを確認する
- 必要があればデザインを修正する
- 制作・発送後に商品を受け取る
- 実際のパウダーで仕上がりを試す
最初から完璧な加工方法を指定する必要はありません。
「このロゴをラテに入れたい」「細かすぎる部分は調整してほしい」と伝え、実際に切り抜ける形を相談するほうが進めやすくなります。
よくある疑問
ロゴデータがなくても作れる?
データがない場合でも、希望する文字や形のイメージを伝えて相談できます。
店舗の看板やショップカードを撮影した画像があると、希望を共有しやすくなります。
複雑なロゴもそのまま再現できる?
すべてのロゴを完全に同じ形で切り抜けるとは限りません。
細い線、小さな文字、独立した内側部分が多いロゴは、ステンシル用の調整が必要です。ラテの上で見たときに分かりやすい形を優先します。
お菓子にも使用できる?
ラテアートだけでなく、粉糖やココアなどを使うシュガーステンシルとしても利用できます。
ケーキやデザートプレートとドリンクに同じロゴを使えば、店舗メニューの統一感も出せます。
開店祝いとして直接注文できる?
開店祝いとして注文することも可能ですが、ロゴデータ、希望サイズ、納期、配送先を先に確認しておく必要があります。
サプライズで贈る場合も、実際に使用するカップのサイズだけは確認しておくと失敗を減らせます。
まとめ
カフェロゴ入りのラテアートを安定して提供したい場合、オリジナルステンシルは実用的な選択肢です。
スタッフ全員が難しいラテアート技術を身につけなくても、店舗ロゴや文字を同じ位置・大きさで再現しやすくなります。
注文時は、元のロゴをそのまま再現することだけにこだわらず、次の点を優先してください。
- 細い線を減らす
- 文字を詰め込みすぎない
- カップに合ったサイズを選ぶ
- ステンシル用のつなぎを入れる
- 使用日から逆算して早めに相談する
ラテだけでなく、ケーキやデザートにも使えるため、店舗のロゴ表現を複数のメニューへ広げられます。

