Brainで販売するコンテンツのタイトルは決まったものの、サムネイルに入れると文字が小さくなる。短くすると内容が伝わらず、何を残せばよいのか分からない。このような場合は、デザインと一緒にキャッチコピーの整理を依頼できます。
ただし、長いタイトルをデザイナーへ送り、「売れそうな言葉にしてください」と任せるだけでは、コンテンツの内容と違う文言になることがあります。
サムネイル用の文言は、商品タイトルを短くする作業ではありません。誰向けの商品なのか、購入後に何が分かるのか、似た商品と何が違うのかを整理し、画像で最初に見せる部分を選ぶ作業です。
商品タイトルをそのままサムネイルへ入れなくてよい
販売ページの商品タイトルと、サムネイル内の文言には別の役割があります。
商品タイトルでは、テーマ、対象者、扱う内容などをある程度詳しく説明できます。一方、サムネイルは表示できる文字量が限られます。
| 項目 | 主な役割 |
|---|---|
| 商品タイトル | 何を販売しているか詳しく説明する |
| サムネイルの主文言 | 最初に興味を持ってもらう |
| サムネイルの補足文 | 対象者や内容を補う |
| 販売ページの説明文 | 内容、特典、条件を詳しく伝える |
たとえば、商品タイトルが次の内容だったとします。
「未経験から在宅Webライターを始めて月5万円を目指すための記事作成・営業・継続受注の実践講座」
この文章をすべてサムネイルへ入れると、文字が小さくなります。
サムネイルでは、次のように分けられます。
- 主文言:未経験から月5万円へ
- 補足文:在宅Webライター実践講座
- 小さな表示:執筆・営業・継続受注
商品タイトルを削るのではなく、画像で見せる順番を付けています。
キャッチコピーまで依頼できる範囲
デザイナーへ文言を依頼する場合、何も決まっていない状態から考えてもらう方法と、候補を整理してもらう方法があります。
商品タイトルだけ渡す
商品タイトルを基に、画像へ入る長さへ整えてもらう方法です。
商品の内容がタイトルから十分に分かる場合に使えます。
商品説明も渡す
販売ページの説明文や目次を渡し、どの部分をサムネイルで押し出すか考えてもらいます。
長いコンテンツや、扱う内容が多い商品に向いています。
文言候補を複数渡す
自分で考えた候補を三つほど送り、画像に合うものを選んでもらいます。
たとえば、次のように渡します。
- 候補A:未経験から月5万円
- 候補B:案件が取れないを卒業
- 候補C:初受注までの全手順
候補の方向が違う場合は、誰向けの商品なのかも添えます。
方向から考えてもらう
「初心者向けに見せたい」「難しそうに見せたくない」「高額商品らしい重厚感がほしい」など、希望する印象から文言を提案してもらう方法です。
この場合も、商品内容と異なる表現を避けるため、使ってよい数字や言い切ってよい範囲を伝えます。
最初に決めるのは誰向けの商品か
キャッチコピーを短くする前に、誰に向けた商品なのかを一人分まで絞ります。
「副業をしたい人向け」だけでは広すぎます。
次のように、現在の状況まで伝えます。
- 副業に興味はあるが、何を始めるか決まっていない会社員
- Webライターを始めたが、まだ一件も受注できていない人
- SNSを運用しているが、商品販売へつながっていない人
- noteを書いているが、有料商品を作ったことがない人
- AIを使い始めたが、仕事へどう生かせばよいか分からない人
- 占いを学んだが、サービスとして販売できていない人
対象者が具体的になれば、サムネイルで使う言葉も変わります。
初心者向けなら「完全攻略」より「最初の一歩」「初受注まで」の方が内容を想像しやすいことがあります。
経験者向けなら「始め方」より「単価を上げる」「継続案件を増やす」といった言葉の方が合います。
購入後に何が得られるかを一つ選ぶ
コンテンツには複数の章や特典があっても、サムネイルですべてを説明する必要はありません。
購入者が最も欲しい結果を一つ選びます。
- 初めての案件を取れる
- 商品の作り方が分かる
- 投稿ネタに困らなくなる
- 営業文を作れる
- 作業時間を短くできる
- 自分に合う方法を選べる
- 失敗しやすい点を避けられる
- 販売までの順番が分かる
「すべて学べます」より、何ができるようになるのかを具体的にした方が、商品との相性を判断してもらえます。
ただし、結果を保証する言葉にはしません。
「月10万円稼げる」ではなく、「月10万円を目指す販売設計」のように、コンテンツが扱う範囲へ合わせます。
商品の特徴と購入者の結果を混同しない
キャッチコピーを考えるときは、商品の特徴と購入後の変化を分けます。
商品の特徴
- 動画付き
- テンプレート付き
- 実例を掲載
- 初心者向け
- 30日分の内容
- 買い切り
- スマートフォンで読める
- チェックリスト付き
購入後に期待できる変化
- 何から始めるか迷わなくなる
- 営業文を一から書かずに済む
- 投稿内容を決めやすくなる
- 商品販売までの手順を整理できる
- 自分の失敗原因を見つけやすくなる
サムネイルの中心には購入者の変化を置き、特徴は補足へ回す方法があります。
例として、次のように分けられます。
- 主文言:初受注まで迷わない
- 補足文:営業文テンプレート付き
- 商品名:Webライター開始講座
テンプレートが付いていることだけでなく、それによって何が楽になるのかまで伝えられます。
長い商品名を3つの要素へ分ける
商品タイトルが長いときは、次の三つへ分けます。
- 誰向けか
- 何が得られるか
- どのような商品か
たとえば、次の商品名を分けてみます。
「Instagram初心者の個人事業主が毎日の投稿ネタを作り、問い合わせにつなげるための30日間実践講座」
誰向けか
Instagram初心者の個人事業主
何が得られるか
投稿ネタを作り、問い合わせにつなげる
どのような商品か
30日間の実践講座
この三つから、画像で最も見せたいものを選びます。
結果を中心にする案
もう投稿ネタに迷わない
対象者を中心にする案
個人事業主のインスタ入門
商品の形を中心にする案
30日で作る投稿の型
すべてを一枚へ入れず、商品タイトルとサムネイルを組み合わせて内容を伝えます。
メイン文言と補足文を分ける
サムネイル内の文字は、大きく二段階に分けると読みやすくなります。
メイン文言
最初に読ませる短い言葉です。
目安として、一度に意味を取れる長さへ絞ります。
- 初受注までの全手順
- 投稿ネタに困らない
- 営業文はもう悩まない
- 売れない原因を整理
- 初心者でも商品化
- 30日で販売準備
補足文
メイン文言だけでは分からない対象者や商品形式を補います。
- 未経験Webライター向け
- 個人事業主のInstagram講座
- 実例・テンプレート付き
- Brain販売の始め方
- 副業初心者向け
- AI活用の実践教材
メイン文言を長くするより、補足文へ分けた方が、文字の大きさに差を付けられます。
数字は根拠と条件をそろえる
数字は目に入りやすいため、サムネイルでよく使われます。
- 30日
- 5ステップ
- 100例
- 10個のテンプレート
- 3時間
- 月5万円
ただし、何を表す数字なのか分からないと誤解されます。
「30日で完成」と書く場合は、何が完成するのかを補います。
- 30日で商品販売を準備
- 30日分の投稿ネタ
- 5ステップで販売開始
- 営業文テンプレート10選
売上や収入の数字を使う場合は、誰でも同じ結果になるような書き方を避けます。
実績として数字を載せる場合も、誰の実績なのか、どの期間なのかを販売ページで説明できる状態にします。
避けたいキャッチコピー
強い言葉を使えば目立つとは限りません。
内容より大きな結果を期待させる文言は、購入後の不満につながります。
結果を保証する言葉
- 必ず稼げる
- 絶対に売れる
- 誰でも成功
- 確実に伸びる
- 再現率100%
内容が分からない言葉
- 衝撃のノウハウ
- 禁断の方法
- 人生が変わる
- 知らないと損
- これだけで十分
不安を強くあおる言葉
- 今すぐやらないと終わる
- 知らない人は損をする
- まだ自己流で消耗する?
- 買わないと後悔する
強い言葉を使う代わりに、商品の具体的な内容を見せます。
- 実際に送った営業文を公開
- 初受注までの失敗例を整理
- 投稿30本分の型を収録
- 商品設計シート付き
内容を具体的にすれば、過剰にあおらなくても違いを伝えられます。
コンテンツの価格帯だけでデザインを決めない
高価格の商品だから黒と金、低価格だから明るい色にすればよいとは限りません。
見るべきなのは、対象者と商品のテーマです。
| 商品の方向 | 合わせやすい見せ方 |
|---|---|
| 初心者向け | 明るい色、読みやすい文字、余白 |
| 法人・専門職向け | 落ち着いた色、情報を整理した構成 |
| 美容・恋愛 | 柔らかい色、写真を中心にする |
| 副業・ビジネス | 数字、結果、手順を見せる |
| AI・IT | 青、紫、近未来的な図形 |
| スピリチュアル | 深い色、光、月や星のモチーフ |
| 主婦向け | 親しみやすい色、難しく見せない |
高級感を出した結果、初心者が自分向けではないと感じることもあります。
希望する色だけでなく、「初めて商品を買う人にも難しく見せたくない」といった狙いを伝えます。
参考画像がない場合に伝える内容
参考にしたい画像がなくても依頼できます。
その代わり、次の内容を言葉で伝えます。
- 商品のテーマ
- 想定する購入者
- 最も伝えたい結果
- 希望する印象
- 避けたい印象
- 使用したい色
- 使用したくない色
- 文字を多くするか少なくするか
- 人物写真を使うか
- 販売ページのURL
希望する印象は、対になる言葉で選ぶと伝わりやすくなります。
- 明るい・暗い
- 親しみやすい・重厚
- シンプル・派手
- 初心者向け・専門家向け
- 柔らかい・力強い
- 写真中心・文字中心
「かっこよく」だけでなく、「濃紺を使った落ち着いたビジネス系。ギラギラした金色は避ける」と書きます。
デザイナーへ渡す商品説明は短くまとめる
販売ページを丸ごと渡すだけでは、どの部分を優先すればよいのか判断しにくいことがあります。
次の内容を短くまとめます。
商品の概要
何について学べる商品かを二、三文で説明します。
想定する購入者
現在どのような状態の人へ売るのかを書きます。
購入後に分かること
商品を読んだ後に、何を判断・作成・実行できるのかを書きます。
主な内容
目次の中から、特に価値が高い章を三つほど選びます。
特典
テンプレート、動画、チェックリストなどがあれば書きます。
使えない表現
保証できない結果や、避けたい言葉を伝えます。
たとえば、次のようにまとめられます。
「未経験からWebライターを始めたい会社員向けの商品です。案件の探し方、営業文、初回納品までを扱います。最も伝えたいのは、何から始めればよいか迷わず、初受注までの順番を把握できることです。月収を保証する内容ではないため、『必ず稼げる』という表現は使わないでください。」
これなら、商品名だけを送るより文言を考えやすくなります。
文言案はデザイン前に選ぶ
キャッチコピーも依頼する場合は、いきなり完成デザインを作るのではなく、先に文言候補を選ぶ方法があります。
たとえば、三つの方向で出してもらいます。
結果を見せる案
初受注まで迷わない
悩みを見せる案
案件が取れないを卒業
内容を見せる案
営業文と納品の全手順
この段階で方向を決めてからデザインへ進めば、完成後に文言と構図をすべて変える事態を減らせます。
複数案を頼む場合は、文言だけの候補なのか、完成デザインを複数作るのかも分けて伝えます。
初稿では言葉と内容のずれを見る
初稿が届いたら、色や装飾より先に文言を見ます。
- 誰向けの商品か伝わるか
- 商品内容と違うことを書いていないか
- 最も伝えたい結果が目立つか
- タイトルと同じ文章を繰り返していないか
- 数字や実績に誤りがないか
- 強すぎる断定になっていないか
- 小さく表示しても読めるか
- 補足文を減らせないか
修正するときは、理由も添えます。
- 「副業初心者向け」が小さく、対象者が伝わらない
- 月5万円は目標なので、達成を保証する書き方にしない
- 商品タイトルと同じため、主文言は結果へ変えたい
- 特典より本編の内容を先に見せたい
- 文字が多いため、三つの項目を一つに絞りたい
「もっと売れそうに」ではなく、誰へ何を伝えたいのかに戻して修正します。
Brain・note・Tipsで同じ画像を使う場合
同じコンテンツを複数の場所で紹介する場合は、画像をそのまま使えるかを確認します。
表示サイズや切り取られ方が違うと、端の文字や人物が見えなくなることがあります。
複数の掲載先で使うなら、次を伝えます。
- 掲載するサービス
- 必要な画像サイズ
- SNSでも使うか
- 商品タイトルを変えるか
- 販売価格や特典を画像へ入れるか
- 同じデザインでサイズだけ変えるか
- 掲載先ごとに文言を変えるか
横長から正方形へ変える場合は、単純な切り抜きではなく、文字や写真の置き直しが必要になることがあります。
継続販売ではシリーズの型を作る
定期的にコンテンツを販売する場合は、毎回まったく違う画像を作るより、共通部分を決める方法があります。
共通にする部分
- 著者名の位置
- 使用する書体
- 基本の色
- 枠の形
- シリーズ名
- ロゴ
- 補足文の位置
商品ごとに変える部分
- メイン文言
- 写真やイラスト
- 強調色
- 数字
- 商品テーマ
- 特典
共通部分があれば、以前購入した人に同じ発信者の商品だと気づいてもらいやすくなります。
一方、すべて同じ色と構図にすると商品を見分けにくくなります。テーマごとに強調色を変えるなど、共通点と違いを分けます。
キャッチコピーとサムネイル制作を依頼する前にまとめること
外注前には、完成したキャッチコピーを用意する必要はありません。
ただし、デザイナーが内容を判断できる情報は必要です。
商品について
- 商品タイトル
- 販売ページまたは原稿
- 商品の概要
- 主な目次
- 特典
- 販売予定日
購入者について
- 誰向けか
- どの段階の人向けか
- 現在抱えている悩み
- 購入後に何が分かるか
文言について
- 自分で考えた候補
- 最も見せたい内容
- 使用してよい数字
- 使用できない表現
- 商品タイトルを短くしてよいか
- 文言案を何案ほしいか
デザインについて
- 希望する雰囲気
- 使用したい色
- 避けたい色
- 参考画像
- 使用したい写真やロゴ
- 必要なサイズ
納品について
- 希望納品日
- 公開予定日
- ファイル形式
- 別サイズの有無
- 編集用データの有無
- 実績公開の可否
依頼文は次のようにまとめられます。
「Brainで販売するWebライター初心者向け教材のサムネイル制作をお願いします。商品タイトルは『未経験から在宅Webライターを始め、初受注まで進むための記事作成・営業実践講座』です。主な対象は、まだ一件も案件を受注していない会社員です。最も伝えたいのは、初受注までに行う順番が分かることです。画像内のキャッチコピーは、商品内容を基に複数案をご提案ください。月収を保証する商品ではないため、『必ず稼げる』などの表現は避けてください。青を中心にした、初心者でも難しく感じないデザインを希望します。」
まとめ
Brainのサムネイルは、商品タイトルをそのまま画像へ入れる必要はありません。
長い商品名は、誰向けか、何が得られるか、どのような商品かの三つへ分けます。その中から最も伝えたい部分をメイン文言にし、対象者や商品形式を補足文へ回します。
キャッチコピーから外注する場合も、商品名だけを送るのではなく、購入者の状態、主な内容、購入後に分かること、使えない表現を伝えます。
文言候補を先に選び、その後にデザインへ進めば、完成後の大きな作り直しを減らせます。
目立つ言葉を探すことより、商品内容を短く正しく伝えることを優先すると、販売ページへ進む前の誤解も防げます。

