プロフィールムービーに好きな曲を入れ、サビに合わせて歌詞も表示したい。ここでISUM申請を見ると、「歌詞表示あり/なし」という項目が出てくることがあります。
迷いやすいのは、普通のコメントやタイトルまで「歌詞表示」になるのかという点です。
見るべきなのは、文字が動いているか、字幕風かどうかではありません。実際の楽曲の歌詞を画面に表示しているかで考えます。
ISUMでいう歌詞表示は、楽曲の歌詞を画面に出すケース
ISUM公式では、映像に楽曲と同時に歌詞や楽譜を表示する場合について、利用料上の扱いを定めています。
たとえば、プロフィールムービーで市販曲を流しながら、その曲の歌詞をテロップとして表示するケースです。
文字のデザインは関係ありません。
- 画面下に字幕として出す
- 写真の横へ配置する
- 一文字ずつ表示する
- 手書き風フォントにする
- 歌詞を書いた画像を貼る
といった見せ方でも、内容が楽曲の歌詞であれば、申請時には歌詞を表示していることを伝えます。
新郎新婦のコメントは歌詞とは別
プロフィールムービーには大量の文字が入りますが、そのすべてが歌詞ではありません。
たとえば、
- 「1995年○月○日誕生」
- 「家族みんなに囲まれて育ちました」
- 「大学で二人が出会いました」
- 「今日は来てくれてありがとう」
- 「これからもよろしくお願いします」
といった自分たちで作った文章は、楽曲の歌詞そのものではありません。
写真にコメントが入っているだけなら、それを理由に「歌詞表示あり」と考える必要はありません。
曲名やアーティスト名を載せる場合は歌詞と分けて考える
オープニング画面などに、
「BGM:○○」
のように曲名やアーティスト名を載せることがあります。
これも、歌詞本文を表示しているケースとは別です。
ただし、申請先や式場から表示内容について指示を受けている場合は、そのルールを優先します。
迷った場合は「曲名とアーティスト名だけを表示します。歌詞本文は表示しません」と伝えれば、内容を誤解されにくくなります。
歌詞を一部分だけ使う場合も伝える
迷いやすいのが、曲全体ではなくサビの一部分だけを表示する場合です。
「全部表示していないから歌詞表示なし」とは決めず、実際の歌詞を使用していることを申請時に伝えます。
たとえば、
- サビだけ表示
- 最後の一文だけ表示
- 数秒だけ表示
- 一部分を写真の上へ配置
といったケースです。
どこまで表示したら申請上どう扱われるかを自分で線引きするより、「楽曲の歌詞を一部表示している」と伝えて処理してもらうほうが確実です。
歌詞を画像にして貼っても扱いは変わらない
Canvaや画像編集ソフトで歌詞入り画像を作り、その画像を動画へ貼る方法もあります。
この場合も、元が画像だから歌詞ではなくなるわけではありません。
申請時に見るのは、テキストボックスを使ったか、PNG画像にしたかではなく、完成映像の画面に何が表示されるかです。
歌詞を書いた画像を使っているなら、そのことを伝えます。
CanvaやCapCutの字幕機能で入れた場合
Canva、CapCut、Premiere Proなどには文字を簡単に表示する機能があります。
編集ソフトによってISUM申請の扱いが変わるわけではありません。
たとえば同じCanvaでも、
- 自分で書いたコメントを表示する
- 日付を表示する
- 新郎新婦の名前を表示する
- 楽曲の歌詞を表示する
では内容が違います。
「Canvaで文字を入れました」ではなく、「曲の歌詞を表示しています」と申請先へ伝えます。
写真だけのムービーでも歌詞表示は別に見る
写真だけを並べたプロフィールムービーでも、歌詞を表示することはあります。
ISUM公式では、静止画素材の映像で楽曲と同時に歌詞や楽譜を表示する場合、著作権使用料について加算される扱いが示されています。
そのため、
「動画素材を使っていないから、歌詞表示も関係ない」
とはなりません。
申請時には、
- 映像素材が写真だけか
- 実際の動画も入っているか
- 歌詞を表示しているか
をそれぞれ分けて伝えます。
複数曲なら曲ごとに歌詞表示を整理する
プロフィールムービーで3曲使う場合、すべての曲に歌詞を表示するとは限りません。
たとえば、
| 使用部分 | 曲 | 歌詞表示 |
|---|---|---|
| 新郎パート | 1曲目 | なし |
| 新婦パート | 2曲目 | あり |
| 二人パート | 3曲目 | なし |
という構成もあります。
この場合は「ムービー全体で歌詞あり」とだけ伝えるのではなく、どの曲で歌詞を表示するのか分けて整理します。
複数曲を申請するときは、曲ごとに情報をまとめておくと伝え間違いを防げます。
楽曲とは別のタイミングで歌詞を表示する場合は注意
ISUM公式では、「楽曲と同時に歌詞や楽譜を表示する場合」と、楽曲とは別に歌詞や楽譜を表示する場合を分けています。
楽曲とは別に、または歌詞だけを単独で表示する場合については、JASRACへの問い合わせが案内されています。
たとえば、曲が終わったあとに歌詞だけを画面へ残したい場合などは、通常の「曲と一緒に歌詞を表示するケース」と同じだと決めつけないほうがよいでしょう。
このような構成を考えているなら、編集を完成させる前に申請先へ伝えます。
歌詞を入れるか迷っているなら申請前に決める
ISUM申請後に、
「やっぱりサビの歌詞も表示したい」
と変更すると、最初に伝えた申請内容と完成ムービーが変わります。
そのため、ムービー編集の段階で次のどちらにするか決めておきます。
- 歌詞は一切表示しない
- 歌詞を表示する
歌詞を入れたい場合は、どの曲のどの部分で使うかまで決めておくと、その後の申請が進めやすくなります。
歌詞とコメントが似ている場合
偶然、自分たちで書いたコメントと歌詞に似た表現になることもあります。
一方、実際の歌詞を見ながら文章を抜き出しているのであれば、「自分たちのコメント」として処理するのではなく、歌詞を使用していることを伝えます。
判断に迷うなら、
「この文章は楽曲の歌詞から引用しています」
と申請先へ伝えれば、どの扱いになるか判断してもらえます。
歌詞そのものを別の文章に見せかけて申請する必要はありません。
申請前にムービー全体の文字を見直す
完成間近になったら、最初から最後までムービーを再生し、画面に出てくる文字を確認します。
次のように分けると分かりやすくなります。
歌詞ではない文字
- 新郎新婦の名前
- 日付
- 写真の説明
- 思い出のコメント
- ゲストへのメッセージ
- タイトル
申請時に伝える歌詞
- 曲に合わせて表示する歌詞
- サビだけ抜き出した歌詞
- 歌詞を入れた画像
- 歌詞を字幕風に表示したもの
この確認を一度行ってから申請すれば、「歌詞表示なしで頼んだ後に、実は歌詞が入っていた」と気付く事態を減らせます。
申請代行へ伝える内容
歌詞入りムービーの申請を頼むときは、最低でも次の内容をまとめます。
- ムービーの種類
- 挙式日
- 式場名
- 曲名
- アーティスト名
- 使用する音源
- 歌詞表示の有無
- 複数曲なら、どの曲に歌詞があるか
映像素材について別途聞かれた場合は、写真だけなのか動画も含むのかも伝えます。
最初から曲ごとに一覧を作っておけば、複数曲でも整理しやすくなります。
歌詞表示ありで申請する前に整理すること
申請前には、次の4点を確認します。
- 実際の楽曲の歌詞を画面に表示しているか
- どの曲で歌詞を表示するか
- 楽曲と同時に表示するのか
- 申請後に歌詞を追加する予定がないか
ここまで決めておけば、「コメントだと思っていた文字が実際には歌詞だった」「申請後に歌詞を追加した」といった行き違いを減らせます。
まとめ
ISUM申請でいう「歌詞表示あり」を考えるときは、画面に文字があるかどうかではなく、楽曲の歌詞を表示しているかを見ます。
新郎新婦のコメント、日付、タイトルなどと、実際の歌詞は分けて考えます。
歌詞を一部分だけ使う場合や画像として配置する場合も、使用していることを申請時に伝えてください。
特に、楽曲とは別のタイミングで歌詞だけを表示するような構成は扱いが異なるため、編集を完成させる前に申請先へ確認しておくと安全です。

