アフィリエイトブログを始めようとして、サーバーやドメインの設定で手が止まっていないでしょうか。
WordPressは記事を書き始めるまでに、サーバー契約、ドメイン設定、SSL化、テーマ導入、プラグイン設定などを済ませる必要があります。慣れている人には難しくなくても、初めて触る人にとっては、画面に出てくる言葉の意味を調べるだけでも時間がかかります。
こうした開設作業は代行を頼めます。ただし、ブログのジャンルや名前まで何も決めずに丸投げすると、完成後に方向性が合わず、作り直しになることがあります。
代行へ任せるのは主に設定作業です。誰に向けて何を発信するか、どのように収益化するかといったブログの中身は、自分で決めておく必要があります。
アフィリエイトブログの初期設定で任せられる作業
初期設定代行では、WordPressをインストールするだけでなく、記事を書き始められる状態まで整えてもらうことができます。
ただし、どこまで含まれるかは依頼先によって違います。「ブログ開設一式」とだけ書かれている場合でも、アクセス解析やお問い合わせフォームは別作業になっていることがあります。
依頼前に、作業内容を一つずつ確認しておくと行き違いを防げます。
| 作業 | 内容 | 依頼前に決めておくこと |
|---|---|---|
| サーバーの準備 | WordPressを置く場所を用意する | 契約する会社、契約名義 |
| ドメイン設定 | ブログのURLをサーバーにつなぐ | 使いたいドメイン候補 |
| WordPressの設置 | 管理画面へ入れる状態にする | 管理者メールアドレス |
| SSL設定 | URLをhttpsで表示できるようにする | 基本的にはなし |
| テーマ設定 | ブログの見た目と基本機能を整える | 無料テーマか有料テーマか |
| プラグイン設定 | セキュリティや機能を追加する | 必要な機能 |
| パーマリンク設定 | 記事URLの形式を決める | URLの付け方 |
| 固定ページ作成 | 問い合わせや運営者情報などを用意する | 掲載する情報 |
| アクセス解析設定 | 訪問者数や検索状況を見られるようにする | 使用するGoogleアカウント |
| バックアップ設定 | 定期的にデータを保存する | 保存先、保存回数 |
サーバー会社によっては、契約と同時にドメイン取得、SSL設定、WordPress設置までまとめて行える機能があります。たとえばWordPressのクイックスタートでは、従来別々に必要だった複数の作業を一度に進められます。
そのため、WordPressを入れるだけなら自分でできることもあります。一方、テーマの細かい設定、必要な固定ページ、アクセス解析、バックアップまで整える場合は、確認する項目が増えます。
代行を頼んでも自分で決めること
設定を任せる場合でも、ブログの方向性は依頼者が決めます。
制作する側が代わりに設定できるのは、入力する内容が決まっている部分です。ブログ名や読者像が決まっていなければ、画面を整えることはできても、運営しやすいブログにはなりません。
少なくとも、次の項目は依頼前に考えておきます。
ブログで扱うジャンル
最初に決めるのは、何について書くブログなのかです。
「副業」「美容」のように広く決めるだけでは、ブログ名やカテゴリを作りにくくなります。
たとえば副業なら、次のように少し具体的にします。
- 在宅で始められる副業
- 動画編集の始め方
- 宅配サービスの比較
- 会社員向けの資格取得
- 中古パソコンの選び方
記事の内容が変わる可能性を考え、細かく限定しすぎないことも必要です。
想定する読者
同じジャンルでも、読者によって必要な記事が変わります。
たとえばパソコンを扱うブログでも、初心者向けとゲーム好き向けでは、紹介する商品も使う言葉も違います。
次の程度まで決めておくと、ブログの構成を考えやすくなります。
- どのような悩みを持つ人か
- 初心者か経験者か
- 何を購入しようとしているか
- スマートフォンとパソコンのどちらで読むことが多いか
年齢や性別を細かく決めるより、検索する理由を考えるほうが記事作りに役立ちます。
ブログ名とドメイン候補
ブログ名は後から変更できますが、ドメインは簡単には変えられません。
依頼時には、使いたいドメインを第一候補だけでなく、第三候補程度まで用意します。すでに他の人が取得しているドメインは使えないためです。
ドメインを決めるときは、次の点を見ます。
- 長すぎない
- 読み方が分かりやすい
- 入力しにくい記号を多用しない
- 他社の商品名やサービス名をそのまま使わない
- ブログの内容が変わっても使い続けられる
特定の商品名をドメインに入れると、その商品を扱わなくなったときに困ります。ブログ全体のテーマを表す名前のほうが長く使えます。
収益化の方法
アフィリエイトブログでは、記事に広告を貼れば必ず収益が出るわけではありません。
読者が記事を読み、紹介された商品やサービスを購入または申し込んだときに報酬が発生するのが基本です。
開設前に、どの方法を中心にするか考えておきます。
- ASPの商品やサービスを紹介する
- Amazonや楽天の商品を紹介する
- クリック型広告を掲載する
- 自分の商品やサービスへつなげる
- メールマガジンやLINEへ登録してもらう
収益化の方法によって、必要なページやブログの構成も変わります。
初期設定だけで収益が出るわけではない
WordPressの初期設定は、記事を書ける場所を整える作業です。
デザインが完成していても、記事がなければ検索から人は来ません。初期設定を代行してもらったあとに必要なのは、検索されるテーマを選び、読者の疑問に答える記事を増やすことです。
開設作業と記事作成は分けて考えます。
初期設定で整えるもの
- ブログを表示できる状態
- スマートフォンで見やすい画面
- 記事を投稿するための管理画面
- セキュリティとバックアップ
- お問い合わせや運営者情報
- アクセスを調べるための準備
開設後に自分で続けるもの
- 記事テーマの選定
- キーワード調査
- 記事の執筆と修正
- 広告の選定
- 古くなった情報の更新
- アクセスデータの確認
初期設定を外へ任せる目的は、何もしなくても稼げるブログを手に入れることではありません。設定に使う時間を減らし、記事作成を早く始めるためです。
自分で設定する場合と代行する場合の違い
すべての人が初期設定代行を使う必要はありません。
パソコン操作が苦にならず、調べながら進められるなら、自分で開設する方法もあります。反対に、設定で何日も止まっているなら、代行を使ったほうが記事作成へ早く移れます。
| 比較項目 | 自分で設定する | 代行を頼む |
|---|---|---|
| 費用 | サーバーやテーマ代が中心 | 作業代が加わる |
| 開設までの時間 | 調べる時間が必要 | 必要事項を渡せば進めてもらえる |
| 設定の理解 | 自分で触るため覚えやすい | 完成後に操作方法を覚える必要がある |
| エラー対応 | 自分で原因を調べる | 作業中の問題を任せやすい |
| デザイン調整 | 試しながら変更する | 希望を伝えて整えてもらう |
| アカウント管理 | 最初から自分で管理する | 納品後の引き継ぎが必要 |
自分で設定しやすいケース
次の条件に当てはまるなら、自分で始める選択もあります。
- サーバーの簡単設置機能を使う
- 無料テーマを初期状態のまま使う
- 最低限の機能だけで始める
- 操作を調べる時間を取れる
- エラーが出ても落ち着いて調べられる
最初から見た目を作り込みすぎず、記事を書きながら必要な機能を増やす方法もあります。
代行が向いているケース
次のような状態なら、初期設定を任せる意味があります。
- サーバーやドメインの違いが分からない
- WordPressを入れたがエラーが出ている
- テーマの設定画面が多くて進まない
- 必要な固定ページが分からない
- 副業に使える時間が限られている
- 記事を書く前に疲れてしまった
- 設定漏れがないか不安が残る
一つの設定に何時間も使っているなら、費用だけでなく、自分の時間も含めて比べる必要があります。
初期設定代行で起きやすい行き違い
依頼後のトラブルは、作業範囲が曖昧なときに起こりやすくなります。
「アフィリエイトブログを作ってください」とだけ伝えると、依頼者は完成済みのブログを想像し、制作側はWordPressの設置だけを想定することがあります。
記事作成も含まれると思っていた
初期設定代行と記事作成代行は別の作業です。
依頼前に、次のどこまで含まれるかを確認します。
- WordPressの設置
- デザイン調整
- 固定ページの文章
- トップページの画像
- 記事の入稿
- 記事本文の作成
- 広告リンクの設定
「記事を投稿できる状態」と「記事が入った状態」は違います。
有料テーマ代も含まれると思っていた
有料テーマを使う場合、テーマの購入費と設定費が分かれていることがあります。
すでにテーマを購入している場合は、購入済みであることを伝えます。まだ購入していない場合は、誰が購入し、どのアカウントで管理するのかを決めます。
テーマは更新やサポートに購入者情報が必要になることがあるため、依頼者本人の名義で購入しておくほうが管理しやすくなります。
サーバーやドメインの名義が分からなくなった
サーバーとドメインは、ブログを運営するための土台です。
制作側のアカウントで契約すると、契約更新や移転の際に連絡が取れず、管理できなくなることがあります。
基本的には、次の情報を依頼者本人が保管します。
- サーバー会社のログイン情報
- ドメイン会社のログイン情報
- WordPressの管理者情報
- 登録したメールアドレス
- 契約更新日
- 支払い方法
- テーマの購入情報
作業を任せる場合でも、ブログの所有者が自分であることは変わりません。
アカウントとパスワードの渡し方
初期設定代行では、サーバーやWordPressのログイン情報を共有することがあります。
必要以上の情報を渡さず、作業後に変更できる状態にしておきます。
クレジットカード情報は自分で入力する
サーバーやドメインの契約では、支払い情報の入力が必要です。
カード番号をそのままメッセージで送るのではなく、契約画面だけ自分で操作する方法や、画面共有で案内を受けながら入力する方法があります。
契約後の設定作業に、カード番号そのものは必要ありません。
作業用のアカウントを作る
WordPressでは、作業用の管理者アカウントを別に作れます。
普段使う自分のアカウントを渡すのではなく、代行作業専用のアカウントを用意し、納品後に削除する方法です。
サーバー会社に権限を分ける機能がある場合も、同じように作業用アカウントを使います。
納品後にパスワードを変更する
作業が終わったら、共有したパスワードを変更します。
変更する候補は次のとおりです。
- WordPress
- レンタルサーバー
- ドメイン管理会社
- FTP
- データベース
- アクセス解析に使うアカウント
どの情報を共有したか、依頼中にメモしておくと変更漏れを防げます。
アフィリエイトブログの開設を依頼するときの伝え方
初期設定を依頼する場合は、現在の状態と完成後の希望を分けて伝えます。
文章を長く書く必要はありません。制作側が判断するために必要な情報を、項目ごとにまとめるほうが伝わります。
依頼前に整理する項目
- ブログのジャンル
- 想定する読者
- ブログ名の候補
- ドメインの候補
- サーバーを契約済みか
- WordPressを設置済みか
- 使用したいテーマ
- 必要な固定ページ
- 希望する色や参考サイト
- 自分で記事を投稿できる状態にしたいか
- 完成を希望する時期
すでに作業を途中まで進めている場合は、どこまで済んでいるかも書きます。
「WordPressは設置済みだが、テーマ設定で止まっている」のように伝えると、必要な作業を判断しやすくなります。
依頼文の例
アフィリエイトブログの初期設定を依頼したいです。
ブログのジャンルは、初心者向けの中古パソコン選びです。サーバーとドメインは契約済みで、WordPressも設置しています。
現在は初期テーマのままで、プラグインや固定ページは設定していません。記事を書き始められる状態まで整えたいです。
必要だと考えているページは、運営者情報、お問い合わせ、プライバシーポリシーです。ほかに用意したほうがよいページがあれば、作業前に教えてください。
納品後は自分で記事を投稿する予定です。操作方法を説明した資料が含まれるか、追加料金になる作業があるかも事前に確認したいです。
このように書けば、依頼内容と現在の状態をまとめて伝えられます。
作業開始前に確認すること
見積もりを受け取ったら、金額だけでなく作業範囲を見ます。
- WordPressの設置だけか
- テーマ設定を含むか
- 固定ページの作成を含むか
- 文章は誰が用意するか
- 画像は誰が用意するか
- アクセス解析を設定するか
- バックアップを設定するか
- 納品後の修正があるか
- 操作方法の説明があるか
- 追加料金になる条件は何か
完成後に自分でブログを運営するなら、記事投稿の方法や画像の変更方法も聞いておきます。
まとめ
アフィリエイトブログの初期設定は、WordPressの設置からテーマ設定、必要な固定ページ、セキュリティ、アクセス解析まで代行を頼めます。
ただし、ブログのジャンル、読者、名前、ドメイン、収益化の方法は、自分で決めなければなりません。設定を任せる場合でも、サーバーやドメインは自分の名義で契約し、ログイン情報を保管します。
依頼前には、現在どこまで作業が済んでいるか、完成後に何ができる状態を求めているかを整理します。「ブログ一式」のような曖昧な言葉だけで済ませず、テーマ設定、固定ページ、アクセス解析、記事作成の有無まで確認することが、作り直しを防ぐポイントです。
初期設定で時間を使い続けるより、設定を終わらせて記事作成へ進むことが、ブログ運営を始めるうえでの最初の区切りになります。

