外国人のお客様から「英語の案内ページはありますか」と聞かれた。海外企業との取引が始まり、会社概要だけでも英語で掲載したい。しかし、現在のWordPressサイトをすべて翻訳するほどの情報量は必要ない。
この場合、英語ページを1ページだけ追加する方法があります。ただし、英語の文章を固定ページへ貼るだけでは、訪問者がページを見つけられなかったり、問い合わせフォームだけ日本語のまま残ったりします。
英語ページ1枚で足りるサイト
英語ページを1枚にまとめやすいのは、外国人向けに必要な情報が限られているサイトです。
たとえば、次のようなケースです。
- 店舗の営業時間とアクセスを案内したい
- 会社概要と事業内容だけ英語で掲載したい
- 海外企業へ名刺代わりのURLを渡したい
- 外国人向けのサービスだけ説明したい
- 英語での問い合わせ方法を掲載したい
- 展示会や商談で見せるページが必要
- 日本語サイトへの海外アクセスは少ない
必要な情報が会社概要、サービス概要、所在地、問い合わせ先に限られるなら、複数ページへ分けず1ページにまとめられます。
1ページでは不足するケース
英語検索から継続的に集客したい場合や、商品・サービスごとに詳しい説明が必要な場合は、1ページだけでは情報が足りません。
次の条件に当てはまる場合は、言語別のページ構成を検討します。
- 英語で複数の検索キーワードを狙いたい
- 商品ごとに説明や仕様が異なる
- 英語版のお知らせやブログを更新したい
- 採用情報を職種別に掲載したい
- サービスごとに問い合わせ先が異なる
- 利用規約やプライバシーポリシーも英語化する
- 今後、中国語や韓国語も追加する予定がある
最初は1ページでも、将来ページ数を増やす予定があるなら、URLやメニューを拡張しやすい形にしておきます。
英語対応の方法を比較する
| 方法 | 向いているサイト | 更新の負担 |
|---|---|---|
| 英語の固定ページを1枚追加 | 会社案内や店舗案内だけ必要 | 小さい |
| 日本語と英語のページを個別に作成 | サービスごとに英語情報が必要 | ページ数に応じて増える |
| 多言語化機能を導入 | 継続して複数言語を更新する | 設定と運用ルールが必要 |
| 自動翻訳を表示 | 多数のページを簡易的に読めるようにする | 翻訳内容の確認が必要 |
1ページだけ追加する場合、多言語化機能が必須とは限りません。独立した固定ページを作り、ヘッダーやフッターからリンクする方法もあります。
一方、日本語ページと英語ページを一対一で管理したい場合は、言語別にページを関連付ける仕組みが必要です。
英語ページに載せる内容
会社案内や店舗案内を1ページへまとめる場合は、外国人の訪問者が次の行動へ進むために必要な情報を優先します。
基本構成は次のとおりです。
- 会社名または店舗名
- 提供している商品・サービス
- 主な特徴
- 営業時間
- 所在地
- 最寄り駅やアクセス方法
- 電話番号
- メールまたは問い合わせフォーム
- 対応できる言語
- 日本語ページへのリンク
日本語サイトの文章をすべて詰め込む必要はありません。英語ページを読む人が知りたい情報を選び、短くまとめます。
店舗であれば、予約の要否、支払い方法、定休日も候補に入ります。会社案内であれば、事業内容、所在地、問い合わせ窓口を優先します。
翻訳とページ実装は分けて考える
英語ページ追加には、翻訳とWordPress上の実装という二つの作業があります。
翻訳に含まれるのは、本文だけではありません。
- ページタイトル
- 見出し
- ボタンの文言
- メニュー名
- 画像内の日本語
- 問い合わせフォームの項目名
- エラーメッセージ
- 自動返信メール
- 検索結果に表示する説明文
英語原稿を自社で用意するのか、翻訳から依頼するのかを先に決めます。
ページだけ先に作り、仮の自動翻訳を入れたまま公開すると、後から文章量が変わってレイアウトを直すことがあります。確定した原稿で実装するほうが手戻りを減らせます。
URLは追加前に決める
英語ページのURLは、公開後に何度も変えないようにします。
1ページだけなら、内容が分かる短いURLにします。
例:
/en//english//english-guide//company-en/
将来、英語ページを複数へ増やす予定なら、/en/の下に会社案内、サービス、問い合わせなどを追加できる構成にします。
日本語ページのURLへ単純に「
海外から来店する人が増えたので、WordPressサイトへ英語ページを追加したい。ただし、すべてのページを翻訳するほどではない。
この場合、会社案内、サービス概要、アクセス、問い合わせ方法を1ページにまとめる方法があります。重要なのは、翻訳する文章だけでなく、英語ページへの入口と公開後の更新方法まで決めておくことです。
英語ページ1枚で対応しやすいケース
英語ページを1枚だけ追加する方法は、外国語利用者へ伝える情報が限定されているサイトに向いています。
たとえば、次のようなサイトです。
- 店舗の営業時間とアクセスを案内したい
- 会社の事業内容と連絡先だけ伝えたい
- 海外の取引先へ会社概要を見せたい
- 外国人利用者向けの予約方法を掲載したい
- 展示会やイベントに合わせて英語案内を用意したい
- 日本語サイトへの問い合わせ前に概要を読んでもらいたい
日本語サイトの全ページを英訳する必要はありません。外国語利用者が知りたい情報を選び、英語案内ページとしてまとめます。
1ページでは不足するケース
英語検索から継続的に集客したい場合や、商品ごとに詳しい説明が必要な場合は、1ページでは情報が足りません。
次の目的がある場合は、言語別のページ構成を検討します。
- 複数の商品やサービスを英語で詳しく紹介する
- 英語の検索キーワードごとにページを作る
- 英語の記事やお知らせを継続して公開する
- 国や地域によって料金や提供条件が異なる
- 英語版の利用規約やプライバシーポリシーが必要
- 日本語ページと英語ページを対応させて管理する
最初は1ページで始め、掲載情報が増えた段階でページを分ける方法もあります。
英語対応の方法を比較する
| 方法 | 向いているケース | 更新作業 |
|---|---|---|
| 英語案内ページを1枚追加 | 会社案内、店舗情報、アクセスをまとめたい | 1ページだけ更新 |
| 日本語ページごとに英語版を作る | サービスや商品を個別に説明したい | 日本語と英語を別々に更新 |
| 自動翻訳を導入する | サイト全体を短期間で翻訳表示したい | 元の日本語を中心に更新 |
| 言語別サイトを構築する | 英語圏向けに本格的な集客を行う | 言語ごとに運用 |
英語ページが1枚で済むかどうかは、WordPressの機能ではなく、英語で伝える情報量によって決まります。
1ページに入れる内容
英語ページには、日本語トップページをそのまま翻訳するのではなく、外国語利用者が必要とする情報をまとめます。
基本的な構成は次のとおりです。
会社・店舗の概要
- 会社名または店舗名
- 提供している商品やサービス
- 対応地域
- 営業時間
- 休業日
- 電話番号
- メールアドレス
正式な英語表記が決まっている会社名、施設名、商品名は、翻訳時に書き換えないようにします。
サービスの説明
すべての商品を細かく載せる必要はありません。海外利用者が利用できるサービスと、利用できないサービスを分けて書きます。
料金を掲載する場合は、税、支払方法、予約の要否なども確認します。
アクセス
住所だけでなく、最寄り駅、出口、徒歩時間、建物名、目印を記載します。日本語の地図画像をそのまま使う場合は、英語利用者でも目的地を判断できるか確認が必要です。
問い合わせ方法
英語で問い合わせを受けられる手段を記載します。電話対応が日本語だけなら、その点も英語ページ内で分かるようにします。
翻訳とWordPress作業は分けて考える
英語ページの追加には、翻訳とサイト実装の2つの作業があります。
翻訳では、次の文章を用意します。
- 見出し
- 本文
- ボタン
- フォームの項目名
- エラーメッセージ
- 画像の代替テキスト
- ページタイトル
- 検索結果に表示する説明文
WordPress側では、固定ページの作成、レイアウト調整、メニューへの追加、URL設定、スマートフォン表示の確認などを行います。
英語原稿を誰が作るのかは、作業前に決めておきます。機械翻訳の文章をそのまま公開するのか、社内や翻訳者が確認するのかによって進め方が変わります。
英語ページのURLを決める
英語ページは、日本語ページと区別できるURLにします。
例としては、次のような形があります。
- example.com/en/
- example.com/english/
- example.com/en/company-guide/
会社案内、アクセス、問い合わせ方法を1ページにまとめるなら、短いURLでも管理できます。
将来、英語ページを増やす可能性がある場合は、最初から英語用の階層を決めておくと整理しやすくなります。
英語ページへの入口を設置する
ページを作成しても、日本語サイトからリンクされていなければ見つけてもらえません。
英語ページへのリンクは、次の場所が候補です。
- ヘッダー
- メニュー
- フッター
- トップページ上部
- アクセスページ
- 問い合わせページ
- 店頭やパンフレットのQRコード
リンク名は「English」のように言語名で表示します。国旗だけを言語切り替えの代わりにすると、どの英語圏を対象にしているのか分かりにくくなります。
英語ページから日本語ページへ戻れるリンクも設置します。
英語にするとレイアウトが変わる
日本語と英語では、文章の長さや改行位置が異なります。
日本語で収まっていた見出しが英語では2行になり、画像やボタンの位置が下へずれることがあります。横幅の狭いスマートフォンでは、PCよりも影響が出やすくなります。
確認する箇所は次のとおりです。
- 長い見出しが途中で切れていない
- ボタン内の英語が収まっている
- 単語の途中で不自然に改行されていない
- 表や料金欄が横にはみ出していない
- フォントの太さが正しく表示されている
- 画像内に日本語が残っていない
- PCとスマートフォンの両方で読める
日本語ページを複製して文章だけ英語に置き換える場合も、公開前にレイアウトを調整します。
問い合わせフォームも英語にするか決める
英語ページから日本語の問い合わせフォームへ移動すると、入力方法が分からず離脱する可能性があります。
英語で問い合わせを受ける場合は、次の項目を確認します。
- 項目名
- 入力例
- 必須・任意の表示
- エラーメッセージ
- 送信ボタン
- 送信完了メッセージ
- 自動返信メール
- 個人情報の取り扱いへのリンク
英語専用フォームを作らず、メールアドレスや外部予約ページへ誘導する方法もあります。社内で対応できる問い合わせ方法に合わせて決めます。
公開後に日本語ページと内容がずれないようにする
営業時間、住所、料金、電話番号などを日本語ページで変更しても、英語ページへは自動で反映されない構成があります。
更新漏れを防ぐには、英語ページに載せた項目を一覧にします。
- 営業時間
- 休業日
- 住所
- 電話番号
- 料金
- 予約方法
- 対応サービス
- 問い合わせ先
日本語ページを変更したときに、英語ページも確認する運用を決めておきます。
英語ページの追加を依頼するときに伝える内容
英語ページの追加を依頼する場合は、次の情報を揃えます。
- 現在のWordPressサイト
- 使用しているテーマ
- 英語で伝えたい相手
- 掲載する日本語の原稿
- 翻訳済みの英語原稿
- 翻訳作業が必要か
- 英語ページに入れる画像
- メニューへの追加位置
- 希望するURL
- 問い合わせ方法
- 英語検索からの集客も必要か
- 公開希望日
「英語ページを追加したい」だけでなく、「海外取引先向けに会社概要と問い合わせ先を1ページへまとめたい」と伝えると、必要な構成を判断しやすくなります。
まとめ
WordPressサイトは、すべてのページを多言語化しなくても、英語案内ページを1枚追加できます。
会社概要、サービス、アクセス、問い合わせ方法など、外国語利用者が必要とする情報を選んでまとめます。公開前にはURL、メニュー、スマートフォン表示、問い合わせ方法を確認してください。
英語で伝える情報が増えた場合は、後からサービス別ページや英語版のお知らせを追加できます。最初から将来のページ追加を想定したURLとメニュー構成にしておくと、拡張時の修正を抑えられます。

