InstagramやXからLit.linkへ人は来ているのに、商品購入や予約、問い合わせにつながらない。リンクを追加するたびにページが長くなり、どのボタンを一番見てほしいのか、自分でもわからなくなっている。
この状態では、色や背景を変えるだけでは直りません。
先に決めるのは、ページを訪れた人に最初に何をしてほしいのかです。その目的に合わせて、残すリンク、並べる順番、ボタンの言葉を整理します。
Lit.linkにリンクを並べただけでは選んでもらえない
Lit.linkは、SNSや動画、商品ページなど複数のリンクを一つのページにまとめられるサービスです。
リンクを増やすこと自体は簡単ですが、数が増えるほど訪問者は迷いやすくなります。
たとえば、次のリンクがすべて同じ大きさで並んでいるページを考えてみます。
- X
- YouTube
- ブログ
- オンラインショップ
- 予約フォーム
- 公式LINE
- 自己紹介
- 過去のイベント
- 無料プレゼント
- 問い合わせ
- 別のリンク集
訪問者は、運営者が何を一番見てほしいのか判断できません。
選択肢が多ければ親切に見えますが、すべてを同じ扱いにすると、購入や予約に近いリンクもSNSへのリンクも同じ位置づけになります。
作り直すときは、情報を足すのではなく、役割の違うリンクを整理するところから始めます。
最初にページの目的を一つ決める
一つのLit.linkに複数の役割を持たせることはできます。ただし、最も優先する行動は一つに絞ります。
目的によって、一番上に置く内容は変わります。
| Lit.linkの主な目的 | 最初に見せる内容 |
|---|---|
| 商品を販売する | 販売中の商品やショップ |
| 予約を増やす | メニュー、空き状況、予約フォーム |
| 公式LINEへ案内する | 登録する理由とLINEへのボタン |
| 仕事を受ける | サービス内容、実績、問い合わせ |
| イベントへ集客する | 開催内容、日時、申し込み |
| 作品を見てもらう | 代表作品、ポートフォリオ |
| 発信を知ってもらう | 自己紹介、主な活動、SNS |
「商品も売りたい、LINEも増やしたい、YouTubeも見てほしい」と考えると、すべてが目立つページになります。
今後ずっと一つに固定する必要はありません。新商品の販売期間は商品を優先し、募集終了後はLINE登録を優先するといった変更もできます。
まずは現在の活動で、最も増やしたい行動を一つ決めます。
誰がどこから来るのかを考える
同じLit.linkでも、Instagramから来る人と名刺のQRコードから来る人では、知っている情報が違います。
Instagramの投稿を見て来た人は、活動内容や人柄をある程度知っているかもしれません。一方、イベントで受け取った名刺から来た人は、名前しか覚えていないことがあります。
流入元ごとに、訪問者が知っていることを整理します。
Instagramから来る人
- 投稿の内容を知っている
- 商品やサービスに興味を持っている
- プロフィールの続きとして見る
- スマートフォンで見ることが多い
名刺やチラシから来る人
- 名前や店名しか知らないことがある
- 何をしている人なのか説明が必要
- 信頼できる相手かを見たい
- 店舗情報や問い合わせ先を探している
LINEやメールから来る人
- すでに何らかの接点がある
- 特定の商品や案内を探している
- 目的のページへ早く進みたい
どこから来ても同じ説明が必要とは限りません。
主な流入元を一つ決め、その人が次に知りたいことを上から並べます。
最初の画面で「何のページか」を伝える
ページを開いた直後に、名前と写真だけが表示されていると、初めて来た人には活動内容が伝わりません。
最初の画面には、次の3つを入れます。
- 誰のページか
- 何を提供しているか
- 最初に押してほしい場所
たとえば、名前の下に長い経歴を載せるより、次のような短い説明のほうが役割を伝えやすくなります。
- 大阪市内の女性向けパーソナルジム
- オンラインで学べる初心者向け写真講座
- 小規模店舗のSNS運用を支援
- 子育て中の方向けの在宅相談
- ハンドメイドアクセサリーの販売
その下に、予約、購入、サービス内容など、現在最も見てほしいボタンを置きます。
詳しい経歴や活動への思いは、最初のボタンより下でも読めます。
リンクの順番は重要度で決める
Lit.linkでは、編集画面からリンクの位置を動かして並べ替えられます。
並べ替えるときは、作成した順やSNSの開設順ではなく、訪問者の行動に沿って並べます。
基本の流れは次のとおりです。
- 現在最も案内したいもの
- 内容や料金がわかるページ
- 実績や利用例
- 申し込みや問い合わせ
- 継続して情報を届けるSNS
- 補足的なリンク
ただし、必ずこの順になるわけではありません。
サービス内容を理解しないと予約できない業種なら、メニューや料金を先に見せます。すでに商品の説明を読んだ人が来るページなら、購入ボタンを最初に置く方法もあります。
順番は、訪問者が次に知りたいことを考えて決めます。
役割が重なるリンクは減らす
ページが長くなる原因の一つが、似た役割のリンクを残していることです。
たとえば、次のような重複があります。
- 「商品一覧」と「オンラインショップ」
- 「予約はこちら」と「予約フォーム」
- 「お問い合わせ」と「相談する」
- 「プロフィール」と「私について」
- 同じ内容を案内するInstagramとブログ
- 終了した募集ページと現在の募集ページ
表現が違っても、押した先が同じなら一つにまとめられます。
また、現在は使っていないリンクも外します。
- 更新を止めたブログ
- 終了したイベント
- 販売を終えた商品
- 使っていないSNS
- 古い料金表
- 開けないページ
- 内容が重複するリンク集
削除するのが不安なら、リンクとURLを別のメモへ保存しておきます。必要になったときに戻せるため、公開ページへ残し続ける必要はありません。
ボタン名は押した後の内容がわかる言葉にする
「こちら」「詳しく見る」「Webサイト」だけでは、押した先を想像できません。
ボタンには、移動先でできることを書きます。
| わかりにくい表現 | 内容が伝わる表現 |
|---|---|
| 詳しくはこちら | サービス内容と料金を見る |
| ショップ | 販売中の商品を見る |
| LINE | 公式LINEで最新情報を受け取る |
| 予約 | 空き日程を確認して予約する |
| ブログ | 初めての方向けの記事を読む |
| お問い合わせ | 仕事の依頼について問い合わせる |
長すぎる文章を入れる必要はありません。
名詞だけで終わらせず、押した後に何ができるのかがわかる長さに整えます。
同じリンクでも、ボタン名を変えるだけで役割が伝わりやすくなることがあります。
すべてのボタンを目立たせない
目立つ色、大きな画像、動きのある装飾を増やしても、優先順位は伝わりません。
一番見てほしいボタンと、補足のリンクに差を付けます。
たとえば、次のように分けます。
- 最優先:大きな画像や目立つボタン
- 次に見てほしいもの:通常サイズのボタン
- 補足情報:文字だけのリンク
- SNS:ページ下部にまとめる
すべてのボタンに異なる色を使うと、ページ全体がにぎやかになり、どれが重要なのかわからなくなります。
色はブランドや発信内容に合わせながら、最優先の場所だけ違いがわかるようにします。
写真やプロフィール文を長くしすぎない
Lit.linkをホームページの代わりに使う場合でも、すべての情報を一ページへ詰め込む必要はありません。
写真を何枚も続けて載せたり、長い自己紹介を最初に置いたりすると、肝心のボタンへたどり着く前に離れられることがあります。
プロフィール文には、最初の判断に必要な内容を残します。
- 何をしている人か
- 誰を対象にしているか
- どのようなサービスがあるか
- 活動地域や利用方法
- 詳細を見られる場所
資格や経歴が多い場合は、代表的なものだけを載せ、詳しいプロフィールページへ分けます。
写真も、同じ役割のものを何枚も並べず、本人、商品、活動内容がわかるものから選びます。
SNSへのリンクを上に並べる必要はない
Lit.linkへ来る前にInstagramを見ていた人へ、最初のボタンで再びInstagramを案内しても、新しい行動にはつながりません。
SNSから来る人には、SNS内では伝えきれない情報を先に見せます。
たとえば次のような内容です。
- 詳しいサービス内容
- 料金
- 商品ページ
- 予約フォーム
- 公式LINE
- 問い合わせ
- ポートフォリオ
ほかのSNSも知ってもらいたい場合は、購入や問い合わせに近いリンクより下へまとめます。
SNSのフォロワーを増やすことが主目的なら、SNSリンクを上へ置く考え方もあります。目的に合わせて変えます。
リンク先のページも見直す
Lit.linkのボタンを押しても、移動先で内容がわからなければ売上にはつながりません。
次の状態がないか調べます。
- 商品ページの説明が不足している
- 料金が見つからない
- 予約方法が複雑
- 問い合わせフォームが長い
- スマートフォンで読みにくい
- 古い商品や日程が掲載されている
- ボタン名と移動先の内容が合っていない
たとえば「初回相談を申し込む」というボタンから、会社のトップページへ移動すると、訪問者は申し込み場所をもう一度探すことになります。
できるだけ目的に近いページへ直接つなぎます。
Lit.linkだけを整えるのではなく、押した後に迷わず行動できるかまで見ます。
変更後は一度に全部直し続けない
作り直した後は、すぐにリンクを追加し直さず、一定期間その状態で反応を見ます。
見る内容は次のとおりです。
- ページを見た人数
- 各リンクが押された回数
- 一番押されているボタン
- ほとんど押されていないボタン
- SNSで案内した内容との違い
- 問い合わせや予約につながった数
lit.linkの分析機能では、利用状況に応じて閲覧数、クリック数、クリック率などを確認できます。
改善するときは、ボタン名、順番、画像を一度にすべて変えないほうが、何が影響したのかわかりやすくなります。
まず最優先のリンクを上へ移し、その後にボタン名や説明文を見直すなど、変更を分けます。
Lit.linkの作り直しを外注する前にまとめるもの
第三者へ作り直しを頼む場合は、現在のURLだけでなく、ページの目的と流入元を伝えます。
現在のLit.link
公開中のURLと、困っている場所の画面画像を用意します。
「全体的に見づらい」ではなく、リンクが多すぎる、予約が見つからない、説明が長いなど、気になる点を書きます。
主な流入元
Instagram、X、TikTok、LINE、名刺、チラシなど、どこから来る人が多いのかを伝えます。
複数ある場合は、最も多いものと、今後増やしたいものを分けます。
最優先の行動
購入、予約、LINE登録、問い合わせなど、現在最も増やしたい行動を一つ選びます。
掲載したいリンク
URLを一覧にします。
必ず残したいもの、削除してもよいもの、判断を任せたいものに分けると整理しやすくなります。
商品やサービスの情報
商品名、対象者、料金、利用方法、申し込み先をまとめます。
古い資料と新しい資料が混ざらないよう、現在の情報を一つのメモへまとめます。
写真と文章
プロフィール写真、商品写真、ロゴ、紹介文などを用意します。
文章が完成していない場合でも、伝えたい事実は箇条書きにします。
希望する雰囲気
「おしゃれにしたい」だけでなく、誰にどのような印象を持ってほしいかを書きます。
- 初めてでも申し込みやすく見せたい
- 法人向けの信頼感を出したい
- 親しみやすさを残したい
- 安さより専門性を伝えたい
- 現在のブランドカラーは変えたくない
更新予定
商品や募集内容を頻繁に変える場合は、納品後に誰が更新するのかも決めます。
まとめ
Lit.linkを作り直すときは、背景や色を変える前に、ページで最も増やしたい行動を一つ決めます。
その目的に合わせて、最優先のリンク、説明に必要なリンク、補足のSNSを順番に並べます。役割が重なるリンク、終了した案内、使っていないSNSは外します。
ボタン名は「こちら」「詳しく見る」ではなく、押した後に何ができるのかがわかる言葉にします。
見た目を整えるだけでは、訪問者が進む先は変わりません。誰がどこから来て、次に何を知り、どの行動へ進むのかを順番に整理することが、リンクを並べただけのページから作り直す基本です。

